習い事

習い事はどうやって選ぶといい?

先日、友人から

「2歳の子どもの習い事の体験に行ったのだけど、どれを選んでいいのかわからなくなってしまった」

と相談を受けました。

話を聞いてみると

「それぞれの良さを感じて、決断ができない」とのこと。

たくさんの選択肢の中から、わが子に合った習い事を見つけるのって難しいですよね…。

 

桜彩ピアノ小1
△時代を感じる、私の初めての発表会△

 

習い事は子どもの世界を広げるツールの1つです。

それを分かっているからこそ、つい色々習わせたくなってしまいますが、

お子さんの力が思ったように伸びなかったり、イヤイヤ通うようになったりすると

親の方もイライラがつのり…。

 

そうなってくると、もはやなんのための習い事なのかわからなくなってしまいます。

 

そんなイライラにお金と時間を使うのはもったいない!

 

親子でイライラせずに、楽しく通える習い事を見つけるためには

まず「なぜ習い事をするのか?」を考えてみるのがオススメです。

習い事の目的は2つ

習い事をする目的は色々あるかと思いますが、

ざっくり分けるとこの2つに絞ることができます。

①特定の能力や、高い技術を身につけるため

②好きなことや趣味を見つけるため

この2つなら、どちらに対する想いが強いですか?

 

能力・技術を身につけることが目的の場合

将来スポーツ選手にさせたいとか、有名な大学に入るための幼児教室などは「能力・技術の習得」が目的です。

そこまでではなくても「ピアノが弾けるようになってほしい」といったような、親の願いで技術の習得を望む場合もこちらの目的になります。

この場合、子どもが厳しさや試練に耐える必要性が出てくるだけでなく、親のサポートもかなり必要になるケースが多いです。

お子さん自身に高いモチベーションがあったり、教室が厳しくも楽しい場所であればストレスもあまりなく通うことができます。

そうして高い技術も身につくとなれば、将来に直結する可能性はとても高いです。

ただ、お子さん自身にあまり意欲がない場合は、「もうイヤだ!」となってしまい、
技術を身につけるどころか「嫌いなもの」に変身してしまう可能性も秘めています。

 

「好きなもの」を見つけることが目的の場合

「技術の高さよりも、何か好きなことを見つけるきっかけにして欲しい」という想いの場合はこちら。

「お子さんが自身が楽しんでいるかどうか」が判断基準になるので、
親の「これができるようになってほしい」!は一旦置いておきましょう。

この目的で習い事を選ぶ時に一番大切なのは、楽しく・長く続けられるかどうか。

技術を求める優先順位が少し低くなるため、高い技術の習得には時間がかかってしまうかもしれません。
そのかわり、親子ともにストレスなく通えることが多いです。

…両方かなえる、は無理?

「好きなことを見つけて欲しいけど、技術もそれなりにつけてほしい…」

と思ってしまうのが親心。

でも、

「楽しくて、かつ厳しくて、技術も身につく教室を探すぞ!!!」

…なんて思っていると、習い事が始まる前から疲れてしまいます。

 

一例にはなりますが、わが家は基本好き重視の選び方をしています。

「習い事でストレスを抱えるのは違うな」と思っているので、
子どもが楽しく通える教室を最優先事項にし、「高い技術は身についたらラッキー!」くらいにとらえています。

教室は後でいくらでも変えることができるので、導入は「好き重視」にしておき、後から「技術重視」に変えてもいいですね。

友人の習い事選び、その後。

…ということで、友人に

「習い事にどんなことを望んでいるの?」と聞いてみたら

娘に好きなことを見つけて欲しい!」と即答。

 

「だったら、娘ちゃんが一番楽しそうにしていた習い事がいいよね。」

と言ったら、友人はハッとした顔で「…そうだよね!」と。

 

かくして、彼女の習い事選びはあっという間に終わったのでした◎

 

うちのぴょん太郎は現在、スイミングとテニスとピアノを習っています。

スイミングは4歳の頃に自分の意思で始めたもので好き重視

テニスは「家族みんなで同じ趣味をもちたい」と一緒に習っているので好き重

ピアノは「人よりも少し得意なことをつくる」という本人の意思で技術重視

どれも親子で納得している目的なので、イライラなく楽しく続けられています。

 

「何を習わせたらいいのかわからない〜!」という方は、
ちょっと立ち止まって「なんのために習うのか?」を考えてみてください。

きっと答えはあっという間にでるはずです^^

ABOUT ME
桜彩
桜彩
子どもと女性のための進路アドバイザー。 小学2年生の息子・ぴょん太郎と共に、《親子が楽しい教育》を研究しています。 元小中学校教員。 自己分析と読書、エンタメも好きです。 スキあらばMr.Childrenを語ります。